ハラハラワクワク滞在記

● 50歳の冒険!やっとの思いで留学を決意、英国へ旅立ち

【日本出発〜到着まで】

とにかく目的地まで自力で行かなくっちゃ。

 海外の一人旅は初めての経験。空港でまず“ハラハラ”。私の経路はJAL便利用で福岡→関西空港→ヒースロー空港。福岡空港でロンドンまでのチェックインができ、とりあえずホッとしました。関空からロンドンへいよいよ出発!

 機内に入ると、何んとビジネスクラスの席があてがわれラッキー!隣の席は外国人の男性、キャビンアテンダントも外国人だったので少々緊張気味。が、隣席の男性は日本人と結婚して日本暮らし13年の、里帰り中のイギリス人でした。
 私がボーンマスの語学学校に行くと話したところ初めて行くには良い選択だと言ってくれました。「イギリスの北方だと北日本と同じで標準語と少々違う、ロンドンだと東京と同じでしゃべり方が早く理解困難。ボーンマスのように南方は言葉もわかりやすいし皆親切ですよ。」との情報に不安が少し和らぎました。食事中は一緒にビールやワインを飲んでくつろぎ、楽しい空の旅になりました。

ヒースローでは予約のタクシーをなんとか見つける事ができて一路ボーンマスへ。タクシーの運転手さんは人の良いおじさんで、私に若い娘に話しかけるようにおしゃべりしてくれました。が、しかし、But、内容はほんの一部しか理解できないっ・・・。
 私が初めて話したイギリス人である運転手さんが、私のホームステイ先を見つけてくれて一人旅は終わり、やさしそうな女性に引き渡されたのです。

ミニ情報
ロンドンヒースロー空港よりコーチ(長距離バス)で2時間半。イギリス南西部に位置する海辺の町。夏になると、イギリス国内から多くの観光客が訪れる有名なリゾート地でもあります。



◆市内の移動は、バスあるいは自転車、徒歩。大きな町ではないので、地下鉄や電車はありません。

● キャンバスライフへ突入、授業についていけるのか?

【いよいよ授業開始】

ハラハラ度はどこまで上昇するのか。心配するより・・・

 ボーンマスに到着した翌日は日曜日。一日休養して、月曜日から授業開始。1日目、クラス分けの簡単なテストでスタート。この日の新入生は私を含めて6人で、日本人3人、スイス人(ドイツ語圏)1人、スイス人(フランス語圏)1人、メキシコ人1人でした。テストはグラマー、聴き取り、会話の3種類。その結果、ドイツ語圏のスイス人Retoと同じクラスになりました。彼とは助け合いながら学校生活を送ることになります。クラスの内訳は、ペルー人2人、スイス人4人、メキシコ人1人、サウジアラビア人2人、日本人4人の合計13人。私が一番年長者で、私を含めて40歳代が3人で、残りは19〜20歳後半の若者ばかり。当たり前だけど学校全体の年齢層も若かったようです。

 先生はAdrianとJuneの二人で、とてもやさしくフレンドリー。授業は判り易く丁寧に進められました。簡単な宿題もあり、「楽しい学生生活」って感じで、1ヶ月では物足りないくらいでした。クラスの仲間と打ち解けあい、先生の会話も随分理解できるようになった頃に帰国・・・何だか惜しい!

 
授業は主に教室でテキストを使って行われました。週一回は図書室で自由学習、一回はリスニングルームで自分の好きなテープを聞いて勉強、一回はコンピュータールームで質問に回答していくという形式の自己学習。授業以外のコンピュータールームの使用は予約制でしたが、インターネットも見られるし、日本語でe-メールもOK。ボーンマスは語学学校がたくさんあるため競争が激しいのか、学校の先生・スタッフ全員親切で快適なキャンパスライフを送ることができました。

 私の弱点はヒヤリングだと解り、ラジオを買おうと街に出かけましたが、手ごろなものがなく、家に帰ってその話をすると、ローズマリー(ホームスティのオーナー)が貸してくれました。それから毎日ラジオを聞きましたが、やはり難しかった!でも、スペインでの列車爆破テロのニュースは理解できました。翌日、学校ではホールに集まって全員で黙祷しました。

 午後の授業がある日は、学校のカフェテラスでランチ。フィッシュ&チップス、ピザ、サンドウィッチ、チキン&ライスなど、味はまあまあだけど、値段は結構高く、学生の中にはスーパーで買ってきて食べている人もいました。

 余暇は学生主催のボーリング大会やディスコパーティ、旅行など多彩な企画がありました。私は一度だけスコットランド格安ツアーに参加。イギリスに来て一週間目のことです。バスで所要10時間と、やや体力を要するツアーでしたが、充分エンジョイできました。行って良かった〜。

 というわけで、キャンパスライフの“ハラハラ・ワクワク”指標は最終的には、“ハラハラ”度は限りなくゼロに近く、“ワクワク”度ほぼ100%でした。
◆ボーンマス市内情報




・一番安くてお得なスーパーマーケットはボーンマス駅前のASDA。週末以外は24時間営業。

・本屋ならBORDERS。DVDや音楽CDも販売。立ち読み自由で、店内には椅子も用意されている。

・図書館はメンバー登録すれば無料インターネット(日本語でのメール送受信可)が利用できます。登録方法は、図書館受付に語学学校の学生証を提示すればOK。

・ボーンマスセンターには3箇所映画館があり、学生証を提示すれば学割で映画チケットが買えます。

・ボーンマス市内にある中国食料品店、勧告食料品店で日本食が購入可能。醤油、豆腐、納豆、海苔、インスタントラーメンなど。

● ホストハウスはいかに・・?!

  【ホームステイ】

気になるホストファミリーはどうなん?

 出発前に聞かされていたホームステイの実態は結構悲惨なものも多く、真剣にハラハラものでした。結論から言えばラッキー!!のひとこと。これで“ワクワク”度はぐーんと上昇。土曜日の夜8時頃到着。最初の会話は靴を脱いで欲しいということでした。
 他の生徒にも聞いて分かった事ですが、イギリス人は寝室以外では靴を脱がないというのは過去の話かも知れません。シャワーを浴びて夕食、夜遅く到着したわりにはきちんと料理が作ってあってホッ。私の部屋はベッドが2つあり、1日目は広いベッドで寝ましたが、夜中に寒い思いをしたので翌日から帰国までシングルベッドを使用、それでも寒く毎日ゴム製の湯たんぽを借りて寝ました。

 ファミリーは100年程前に建てられた家に、私と同年齢くらいの母親と二人の息子(12歳と14歳)の3人暮らし。部屋は広い上に沢山ありました。ホームステイを受け入れるくらいですから、そうリッチではなさそうですが、豊かな生活をしているという印象を受けました。

 mama host mother
ホストは元スッチー!

彼女は元スチュワーデス、外国との繋がりを保つためにもホームステイを受け入れているとのこと。子供が大学生になって家を出た後は、隣の市(クライストチャーチという所)に住みたいと言ってました。クライストチャーチの方が高級住宅街なのだそうです。
 庭も日本では考えられないくらい広いのですが、彼女ひとりで手入れをしていたようです。ガーデニングをするような季節ではなかったので未確認ですが、長靴や土がいっぱいありました。洗濯は水曜日と土曜日、浴室の掃除は何曜日と決めていたようです。2階のバスルームは殆ど私専用でしたが、薄い白いカーテンがおしゃれにかけてあったり、水道の蛇口がアンティーク調だったりバスルームのタイルの壁には彼女の子供時代の写真が額に入れて何枚か飾ってあったりと、イギリスのTVドラマにあるようなインテリア好きの国民性の一端を見たようでした。

料理は予想に反してとてもおいしく、息子たちも料理上手のママが自慢のようでした。特に手作りデザートは抜群で、若干太って帰国したくらいです。食事は必ず家族揃ってとるので、私も夕食には遅れないように帰宅していました。

 イギリスは日本の中学生頃には進路を決めなければならないそうです。4年制大学に行く女性は少なく、彼女も家政短大風な学校を卒業。もともと料理好きらしく、母親からも習っていたようです。食事時間は毎日学校でのでき事や日本の事を一生懸命聞いて英語を直してくれたり、私には不理解(?)な子供たちと彼女の会話も簡単な英語に通訳してくれました。スコットランド旅行から夜遅く帰宅した時にも夜食にサンドウィッチを作って置いてあり、感激のあまり写真に撮ってから食べました。帰国の日も飛行機に乗るまで時間があるからとサンドやスナック菓子やジュースを持たせてくれました。感謝!感謝!
mama ありがとう
スチュワーデスだった事もあり気持ちの良いもてなしで、同年代なのに母親のようでした。今も時々メールで近況報告をしています。
たった4週間なのに、イギリス人の生活を垣間見る事ができ、当初の目的も達成し行ってよかったなあとつくづく思うので、今では中年の友達にも勧めています。
結論は“ワクワク”でした。(^-^)v

ミニ情報
ボーンマス
英国南海岸、白い砂浜とその温暖な気候からヨーロッパのリゾート地として親しまれ又保護地となっています。自然豊かなこの町では都会の喧騒を忘れ、くつろいだ時間を過ごすことができます。


◆小旅行
ロンドンでの市内観光やミュージカル鑑賞、オックスフォード、パースへの日帰り旅行など。
週末にはアムステルダム、ベルリン、パリなどへも足を伸ばすこともできま
す。


◆ロンドン市内 
街の喧騒の中に静かに佇む歴史の証人、ウェストミンスター寺院
ウエストミンスター寺院











おなじみの(?)、Victoria 駅。 
女王陛下の住まいバッキンガム宮殿、ロンドン名物衛兵の交代は、6月は毎日11:30から多くの観光客が見守る中、音楽隊の演奏と共に騎馬隊の行進が厳粛な雰囲気で行われます。(7月〜4月は1日おきになります。) 最寄の駅はビクトリアです。

● 満喫!Day Off

  【遊び】

すっかりエンジョイしちゃいました。

 滞在中、一緒に遊んだ友だちは二人います。二人とも同時期に入学した生徒です。 日本人大学生のMちゃんとスイス人のReto。Mちゃんとはクラスは違ったのですが、お昼を一緒に食べたり放課後街でショッピングしたりしました。Mちゃんは誰にでも年齢を聞くのですが、私の年齢を聞いて「私のお母さんと同じ歳だ」と言っていました。ハ〜。Retoとは同クラスで中年同士ということもあって、毎日のように一緒にパブ通いしました。学校は午後3時頃には終わるのでビールを飲んで家に帰っても夕食には充分間に合うのです。Retoはスイス鉄道の車掌で観光客と話をするのに英語が必要だと思っているようでした。彼の住んでいる隣村はアルプスの少女ハイジで有名な村らしく、日本人観光客が増えたとのこと。それまではハイジのことはあまり知らなかったらしいです。

スコットランド格安ツアー

 学校の掲示板には小旅行や映画上映の案内が毎週貼られます。
 私は1回目の週末、スコットランドへのバス旅行に参加しました。スコットランドはイギリスの北部で民族意識のとても強い人たちが住んでいます。自分たちはイギリス人ではないと思っているらしく、紙幣もエリザベス女王ではない人(たぶん王様)の顔が印刷されていました。もちろんエリザベス女王の方も使えます。この旅行でスコットランド音楽を聴きながら踊るという楽しい経験もできました。民族音楽を演奏するパブで、民族衣装のキルト(タータンチェック模様のスカート)をはいた男性がスクエアダンスというフォークダンスのような踊りを私たちに教えてくれました。全員汗だくで踊りました。シングルモルトのスコッチウィスキー工場見学もあり、工場見学の後は試飲・販売という日本っぱい観光をしましたが、中国人の女性とReto,私以外は学生なのであまり売れなかったかも。
旨いんだなぁ〜これが!

ストーンヘンジ想定外ツアー

 2回目の週末はMちゃんと二人でストーンヘンジへ。この旅行はB&Bを予約し、バスでバースという美しい町に行くという計画だったのですが・・・。B&Bは良かったものの、日曜日に帰ろうと思ったらバスが運休。イギリスは土曜、日曜は1日に何本しかバスは走っていないのです。仕方なく鉄道に変更、高くつきましたが、その分快適でした。
 ストーンヘンジは大草原の中にぽつんと立っていて各国語の案内をイヤホンで聞きながら一周します。ストーンヘンジまではソールズベリーという街から往復バスに乗って行きました。周辺には何もなく、帰りのバスを雨と風にさらされながら外で1時間以上待たなければなりませんでした。日本人ならここにお店を作ったりレストランを作ったりするのにね。

  day off

スウォニッジ歩け歩けツアー

3回目の週末は、ボーンマス近くのスウォニッジという小さな街に行き、城跡まで延々3時間歩くというヨーロッパ人らしい週末を過ごしました。ハイキング(?)はReto、シャンタール(フランス語圏スイス人)、Mちゃん、私の4人。最初、そんなに歩くつもりはなかったので、途中、雨が降ったり、もの凄い風が吹いたり、牛に会ったり、牛の糞を踏んだりと「大変な事になった!!」と思ったときは後の祭りでした。目的地にあるお城は何のことはないちょっとした石の城壁が残っているくらいでしたから、歩くのを楽しむのだと納得しました。スイス人は二人とも平気な顔をして歩いていました。私の帰国後もスイス人二人は、それぞれ友だちや奥さんとスウォニッジに再チャレンジしたみたいです。タフ!

 このようにして4週間はあっという間に終わってしまいました。帰国の日は雨。バス停までローズマリー(ホームステイ先の奥さん)と息子たちが車で送ってくれました。バス停に着くとRetoが見送りに来ていたので「来年、絶対スイスに行くからね」と約束して別れました。いよいよ、バスが出発するときには少し“ウルルン”状態。

 今でもローズマリー、Mちゃんとはメールで繋がっています。友だちもできて暮らし方も考えるようになってと良い事づくめの留学。私の表現力では言い尽くせない“ワクワク”以上のものが得られた貴重な体験でした。
                     END

◆ストーンヘンジ

原野に佇む謎の巨石群
世界レベルのミステリースポット祭祀場か天文台かはたまた伝説のアーサー王の・・・
いまだ謎は解明されていません。
その答えは石だけが知っている。







◆スコッチウイスキー
といえばスコットランド、バーでは日本円で1杯200円位程度でいただけるそうですよ。
Aberlour 10YStrathisla 12YOban 1980Glenturret 12YEdradour Cream Liqueur
蒸留所見学コースはいかがですか試飲で販売も行っています。

KAOさん、ありがとうございました。50歳の挑戦!素晴らしい!!


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