【遊び】
すっかりエンジョイしちゃいました。
滞在中、一緒に遊んだ友だちは二人います。二人とも同時期に入学した生徒です。 日本人大学生のMちゃんとスイス人のReto。Mちゃんとはクラスは違ったのですが、お昼を一緒に食べたり放課後街でショッピングしたりしました。Mちゃんは誰にでも年齢を聞くのですが、私の年齢を聞いて「私のお母さんと同じ歳だ」と言っていました。ハ〜。Retoとは同クラスで中年同士ということもあって、毎日のように一緒にパブ通いしました。学校は午後3時頃には終わるのでビールを飲んで家に帰っても夕食には充分間に合うのです。Retoはスイス鉄道の車掌で観光客と話をするのに英語が必要だと思っているようでした。彼の住んでいる隣村はアルプスの少女ハイジで有名な村らしく、日本人観光客が増えたとのこと。それまではハイジのことはあまり知らなかったらしいです。
スコットランド格安ツアー
学校の掲示板には小旅行や映画上映の案内が毎週貼られます。
私は1回目の週末、スコットランドへのバス旅行に参加しました。スコットランドはイギリスの北部で民族意識のとても強い人たちが住んでいます。自分たちはイギリス人ではないと思っているらしく、紙幣もエリザベス女王ではない人(たぶん王様)の顔が印刷されていました。もちろんエリザベス女王の方も使えます。この旅行でスコットランド音楽を聴きながら踊るという楽しい経験もできました。民族音楽を演奏するパブで、民族衣装のキルト(タータンチェック模様のスカート)をはいた男性がスクエアダンスというフォークダンスのような踊りを私たちに教えてくれました。全員汗だくで踊りました。シングルモルトのスコッチウィスキー工場見学もあり、工場見学の後は試飲・販売という日本っぱい観光をしましたが、中国人の女性とReto,私以外は学生なのであまり売れなかったかも。
旨いんだなぁ〜これが!
ストーンヘンジ想定外ツアー
2回目の週末はMちゃんと二人でストーンヘンジへ。この旅行はB&Bを予約し、バスでバースという美しい町に行くという計画だったのですが・・・。B&Bは良かったものの、日曜日に帰ろうと思ったらバスが運休。イギリスは土曜、日曜は1日に何本しかバスは走っていないのです。仕方なく鉄道に変更、高くつきましたが、その分快適でした。
ストーンヘンジは大草原の中にぽつんと立っていて各国語の案内をイヤホンで聞きながら一周します。ストーンヘンジまではソールズベリーという街から往復バスに乗って行きました。周辺には何もなく、帰りのバスを雨と風にさらされながら外で1時間以上待たなければなりませんでした。日本人ならここにお店を作ったりレストランを作ったりするのにね。
day off
スウォニッジ歩け歩けツアー
3回目の週末は、ボーンマス近くのスウォニッジという小さな街に行き、城跡まで延々3時間歩くというヨーロッパ人らしい週末を過ごしました。ハイキング(?)はReto、シャンタール(フランス語圏スイス人)、Mちゃん、私の4人。最初、そんなに歩くつもりはなかったので、途中、雨が降ったり、もの凄い風が吹いたり、牛に会ったり、牛の糞を踏んだりと「大変な事になった!!」と思ったときは後の祭りでした。目的地にあるお城は何のことはないちょっとした石の城壁が残っているくらいでしたから、歩くのを楽しむのだと納得しました。スイス人は二人とも平気な顔をして歩いていました。私の帰国後もスイス人二人は、それぞれ友だちや奥さんとスウォニッジに再チャレンジしたみたいです。タフ!
このようにして4週間はあっという間に終わってしまいました。帰国の日は雨。バス停までローズマリー(ホームステイ先の奥さん)と息子たちが車で送ってくれました。バス停に着くとRetoが見送りに来ていたので「来年、絶対スイスに行くからね」と約束して別れました。いよいよ、バスが出発するときには少し“ウルルン”状態。
今でもローズマリー、Mちゃんとはメールで繋がっています。友だちもできて暮らし方も考えるようになってと良い事づくめの留学。私の表現力では言い尽くせない“ワクワク”以上のものが得られた貴重な体験でした。
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